日本人なら日本語はちゃんと書こう。「悪文」を読みました。

こんにちは、しーらです。今回は岩淵 悦太郎編著「悪文」を読みました。どうしてこれを読んだかというとブログ作成に当たって読みやすい記事を書こうと思い、色々調べていたら出てきたのです。

概要

悪文の実例を新聞・週刊誌・放送・広報などに求め、その誤りをていねいに直し、正しく素直な文書を書く要諦を教える楽しい文章読本。昭和36年以来、驚異のロングセラーを続ける旧版を全面的に改稿して新鮮味を加えた。ーAmazon紹介ページより引用

ロングセラーを続ける本作は改稿を加え第3版となっています。しかしながら、全体的に古い文体なので現代人にはやや読みづらいかもしれません(悪文の例題は除く)岩淵悦太郎氏を筆頭に、数名の方が全8項目に分かれて悪文の例を交えながら丁寧な解説が読めるようになっています。

 

わかりにくい文章とは

前半のような覇気の見られない戦いぶりを続けた。(新聞)ー「悪文のいろいろ」より

こういう文章、現代でもよく見ませんか? シンプルな文章ゆえに違和感がないかもしれませんが、作中でこう解説しています。

(1)前半にも覇気がなかったが、後半も覇気がなかった。

(2)前半は覇気があったが、後半は覇気がなかった。ー「悪文のいろいろ」より

なるほど、解説されるとおかしい文章だと気づけますね。ちなみにわたしは(2)だと思っていました。気にしなければそれまでなのですが人に向けて書くとそうはいきません。意味を正しく伝えるために文章を書くというのは非常に頭を使う行為なのです

 

私たちは敬語を無意識に、雑に使っていないか

昭和二十七年四月に国語審議会『これからの敬語』というものを議決し、これを文部大臣に建議した。ー「敬語の使い方」より

本文中では敬語の使い方に関しても色々と解説がされています。もともと敬語のルールはもっと煩雑したもので、引用にあるように改めて制定されたようです。しかし、それでも現代では間違った使い方がされているようです。

いつも問題になるのは、接頭語の「お」または「ご」の使い方である。ー「敬語の使い方」より

これ、ドキッとしませんか? わたしもたまに「この単語につける必要あるのかな?」と思う時があります。本文中では嫌というほどこの誤用が数多く出てきます。ということは、敬語を使うほうも使われるほうも、そこまで敬語に対して意識は向けていないのです。そこに、著者たちは初版の時点で警鐘を鳴らしているのです。

 

総評

本書は基本的な日本語の文章を正しく書くためにさまざまな研究と改善の提案がされています。まさしく教科書といっても過言ではないでしょう。先に述べましたが古い文体や文章が多く使われているので読書に慣れていない方には少し難しく感じるかもしれません。ただ、文章を書く仕事をしたいという方には必読と言えます。個人的に1つだけ本書には欠点があると感じました。それは「悪文の例が多すぎる上に、本当に悪文なので読むのが疲れる」ということです(笑)

 

それではまた明日。

 

 

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