こんにちは、しーらです。今回は誰もが一度は考える「いいアイデア思いつかないかな……」という悩みを解決できる方法を紹介します。今回紹介する本の書評と、自分なりの経験談を交えて、皆さんの参考になるような情報が提供出来たらなと思います。
当時書いていた小説のアイデアに苦しんでいた話
学生時代にライトノベルに憧れて必死に書いていた時期があったのですが、小説のアイデアに苦しむこともありました。具体的にはプロットがいい感じに組み立てられなかったんですよね。
その時のジャンルはおそらくファンタジーだったと思うのですが、緩急をつけるにちょうどいい内容が思いつかなかったのです。今から考えればごく平凡な黒歴史の一つではあると思うのですが(笑)それでも将来の名作になるかも、などと真剣に考えていました。
ともかく、書きたくてもこのままではいいのは書けないぞと苦しんでいたわけです。しかし、悩んでいても仕方がないので当時の小説仲間にどうしたらよいのか、アドバイスを受けることにしたのです。
明快で、単純な法則だけどちゃんとひらめく魔法の本
当時友人だった小説仲間から紹介されたのはジェームス W.ヤング著「アイデアの作り方」でした。名コピーライターである著者が如何にして画期的なアイデアを思いつくのか、そのノウハウを余すことなく紹介した本です。
この内容が単純かつ明快で、当時の自分は驚愕しました。要約して言うと「必死になって資料をかき集めて考え抜く。アイデアを出し尽くしたら、あとは全力で休む。そうすると最良のアイデアが浮かぶんだ」……という事です。これだけ聞くとにわかには信じがたい内容です。
しかし、教えてもらった手前、読まないわけにもいきません。幸い、翻訳が非常に読みやすく、ページ数もそこまで多くないのでサクッと読むことが出来ました。今考えると、ページ数が少ない=手に取りやすいという事でも、非常によく考えられた本だと思います。
読んだなら実践あるのみ。その結果は……?
さて、一通り読んだなら後は実践です。学校の休み時間の合間に色々考えて、帰ってからもアイデアと関係のありそうな資料を読み込んで書き出すなどしていました。数日を境に、もうこれ以上出てこないと思い、ひとまず小説から離れ、勉強なり遊びなりにいそしんでいたわけです。
ある日の夜、いつも通りシャワーを浴びているとふっとアイデアが浮かんできたのです。しかも、今すぐプロットを書きだしたくなるほどのアイデアでした。「なるほど!」と夜中の浴室で叫んでしまいました(笑)何とか忘れないようにしながら入浴を済ませて、机に向かいました。するするとつながるプロットと完成された下地。後は自分の文章で書くだけです。
このように、少々科学的というか論理に欠ける部分はありますが、確かに効果のある方法でした。自分なりにこの原理を考えると、人間の脳には必要な情報を須らくインプットして休む。その間に脳の記憶にある資料などの情報が整理され、良質なアイデアが出るという事なのかなと感じます。また、入浴の時間はアイデアが浮かびやすいと言われていますがまさしくそれも関係していると思います。個人的に様々な新書を読みましたが、ここまではっきりと効果のある本はこの本以外にはいまだ読んだことがありません。
まとめ:チャレンジなしにひらめきも達成もない
当たり前ですが、チャレンジなしに結果は得られません。よかったのか、悪かったのかどうかさえ知ることはできないのです。本を読んで終わりでは意味がありません。それを実践しないことには、その本に価値があったかを知ることはできません。そういう意味では、今回紹介した本はそういった自己啓発も含まれています。
みなさんも何か行き詰ったときは「アイデアの作り方」を使って実践してみることをお勧めします。ブレイクスルーの助けになること請け合いですよ。
それではまた明日。
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