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こんにちは、しーらです。今回は先日発売された「僕の心のヤバいやつ」の最新刊をようやく読めたのでレポします。個人的にはTwitter掲載から知ってハマったのですが、ようやっとここまで来たかって感じがします。
新学期になってからの2人が距離感に戸惑うところが愛おしい
今巻では2人が新学期を迎え、クラス替えになるところから始まります。山田の親友、半沢ユリネの登場に翻弄される市川ですが、山田が半沢に向けて書いた手紙を見つけることで自分の築いたものの大切さを再確認します。
学生時代の恋愛ってそこまでロマンティックではないし、個人的には自分よりも周りの恋愛事情が割とヤバめだったので恋愛に対してポジティブとは言い難いです。でも、前巻までの山田や市川の成長って、きっと誰にでもあるんですよね。
葛藤と矛盾。願望がありつつも達成することに対するデメリットを考えてしまう。何度も何度も考え抜いて、それでも過去を振り切って大事なものを見つめ守ろうとする2人がとても好きです。
山田のことが好きな男たちの戦いは続く
体育祭編では、市川は以前から山田のことが好きだった足立との騎馬戦対決をすることになります。結果的にはほぼ引き分けでしたが、足立は市川の覚悟を確認し、去っていきました。
足立って中学生男子の典型というべき存在ですが、対極とはいえ市川も中学生男子の典型なんですよね。決して相容れないであろう2人がとても仲良しで、こうして男の対決をするに至るまでになったのは私的にはとてもうれしいですね。ナンパイとの対決では山田に助けられた分、足立との対決は泥臭くていいですね。
しかしながら、山田は非常にモテるので市川が今後現れるであろうライバルにどう向き合っていくのかが楽しみです。
心のはざまで揺れる2人はその想いを吐露する
今回の見どころである修学旅行編では、オーディションよりも旅行を優先した山田に対して、市川は自分がいるからその選択をしたのではないかと苦悩します。旅行初日の夜、宿泊部屋のベランダで悩んでいた市川の耳に入ってきたのは、どこかで聞き覚えのある、あの少女漫画のセリフをいう山田の声でした。山田の本心を知るため、翌日話がしたいと連絡し、自分の心をぶつける覚悟を決めたのでした。
恋愛で好きになるのって、相手に魅力があるから好きになるんですよね。なのに、相手がその魅力が自分の存在によって失われるかもしれない。これは結構キツい事だなーと思います。特に市川みたいな優しすぎるタイプだとお互いに苦悩してこじれるパターン、あると思います。
でも、山田と市川は本心をぶつける覚悟を決めた、それだけですごい事で、たいていの人は諦めてしまうでしょうし、私もそんな経験があったのを思い出しました。本心をぶつけられるくらい、お互いがお互いを信頼している。結果的に2人が付き合うことになったのはそうした背景を考えると必然だと思います。
まとめ:本当付き合えてよかったなあ二人とも
やっとつきあったなよかったなあ!!というのが感想です(笑)これまでの経緯を考えると本当に遠回りだったと思います。でも、2人にとっては一番近道だったのかもしれません。私の学生時代なんて簡単にポンポン付き合う人たちばかりだったのでこういう過程を見れるのはとても新鮮ですね。とはいえ、ここからがスタートだとも言えます。山田に近づく男はいるし、山田自身の悩みも全部背負ってあげたい。本当市川って罪な男ですねー。でも、私はそんな市川が全キャラ中一番好きなので頑張れ。
それではまた明日。
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