こんにちは、しーらです。今回は未経験者や初心者さん向けに、サバゲーマーの間ではバイブルとも言うべき「サバゲっぱなし」を紹介します。もちろん、経験者の方やベテランでも読んで楽しい漫画です。
目次
サバゲーのはじめ時はいつか? 今でしょ! と教えてくれます
退屈な日常に飽き、刺激を求める受付嬢「木枯ニコ」(1巻の表紙を飾る主人公)はやけくそ気味にメイド喫茶「フライハイト」に入店。ニコの愚痴を聞いた店長の「瓦杜 輪」と常連客の「明石ナナ」からサバイバルゲーム、通称「サバゲ」に誘われ、参加する……という流れでストーリーは動き出します。
ちなみに、ニコが初めてサバゲに参加するのは1話からです。事前準備とか特になし。ストーリーでは次の休みには参加しています。実際、サバゲーってやってみないとわからない部分が非常に多いです。そして、始める時っていつなのかと聞かれたら大体「今」なんですよね。そういう意味ではリアルな感じが伝わります。
破天荒で勢いが強いストーリー? サバゲーやる時も同じだから大丈夫です
基本的に勢いで進行するストーリーで、人によってはリズムについていけないかもしれません。ですが、サバゲーも大体そんな感じです。むしろ、サバゲー沼に浸かった人間は勢いで行動する人、非常に多いです。
ニコが勢いに任せて高級な装備をガッチリ揃えるシーン(名家のお嬢様なので財力は十分)や、人に購入を促すシーンなどところどころ強い「圧」が感じられますが、沼に落とす人間とハマる人間の構図が実際と同じなのでとても面白く読めました。
サバゲー知らない人向けの解説で予備知識も十分得られます
幕間では作者による入門コラム漫画も展開されます。安全面に関する部分は非常に丁寧な解説ですが、エアガンと装備の性能や購入に関してはかなり作者の感情が入り乱れているので尖りに尖っています。しかし、尖っている作者だからこその考え方も伝わるので、経験者でも「こういう考え方もあるのかー」と気づきになるかもしれません。
サバゲーシーンは少な目、でも日常の中にサバゲは存在していることを教えてくれる
肝心のサバゲーシーンですが、実は見開きの場合がほとんどで詳しい展開などは一部を除きほとんどありません。これは単純に漫画でサバゲの魅力を描くのは普通過ぎる故に、あえて準備や過程を深堀する方向にしているのでしょう。「サバゲは何か一つのカテゴリに分類できる趣味じゃない」といった趣旨の発言は名言だと思います。
もちろん、特殊なルールのゲームの時や、見せ場はきっちり作られていてプレイ中の感情表現や、サバゲが終わった後の爽快感は現実そのままです。珍しいルールのゲームもあったので、貸切の主催を手掛ける人が読んでも新しい発見があると思います。
まとめ:読み終わったら次は実戦でお会いしましょう
おススメしたい人
- サバゲに興味がある、または初心者
- サバゲー経験者以上の人
- 勢いのある漫画をサクッと読みたい人
※注意点※
- マジでサバゲに関する内容しかないので興味がないと面白くないかも
- ご都合設定(主に金銭面)を感じるので苦手な人は注意
- サバゲ完全網羅!というほど濃厚ではない(逆に言えば、そもそもサバゲの派生が多すぎる)
総じて、サバゲに関わるすべての人間に一度は読んでみてほしい漫画だと思いました。「とにかく、サバゲは楽しい」という作者の情熱がこれでもかというくらい濃縮されています。とはいえ、サバゲは派生が多すぎてこれでも網羅できていないこともあったりします(例えばファスガンなどは軽く紹介されている程度)
しかし、サバゲに興味がある人がこれを読むのに躊躇いなどいりません。これを読んだ瞬間からサバゲーマー。もしそうなったら、次の休みにはサバゲに行ってみてください。お会いすることがあればその時は楽しくサバゲしましょう。
それではまた明日。
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